もしも柴田さんの研修が無事に終わっていたら

 

 

【シーン1】

「え〜、柴田君が我が弐係に研修に来て三ヶ月。何事もなくこうして無事に研修を終えることが出来て、柴田君のご尊父もきっと・・・」

「はい、カンパーイ」

「乾杯」

「乾杯」

「みなさん、私のために・・・ありがとうございます〜」

「最初はどーなることか思ったけどな〜」

「いやー、柴田君のおかげで我々も久しぶりに捜査出来たしね」

「・・・久しぶりかいな」

「本当に、係長をはじめとした弐係の皆さんのおかげです〜」

「いえいえ、私達は何も・・・柴田さんが頑張られたからだと思いますよ」

「お世話になりました。近藤さん」

「次は、八王子西署の署長さんになられるんでしたっけ?」

「はい。近くまでいらっしゃる時には、是非遊びに来てくださいね」

「シバタ、署内にエエ男おったら合コンやってな?約束やで〜?」

「彩さ〜ん・・・また遊んでくださいね〜」

「わかってるがな〜。やめてや。アタシ後輩の涙に弱いんねんて〜」

「彩さぁ〜ん」

「シバタぁ〜」

「うんうん。麗しい光景だね・・・」

「あ、真山さんも、何か柴田さんに何か一言いいんですか?」

「別にいいっすよ」

「あ、真山さん照れとるで〜」

「何で俺が照れるんだよ」

「シバタ、真山さんとこに挨拶に行き。世話になったんやからな、ちゃんとお礼せなあかんで〜」

「はい!柴田純、一宿一飯のご恩は忘れません!」

「シバタ、それ意味全然ちゃうって」

「・・・真山さん」

「何だよ」

「あの、真山さんには本当に色々とお世話になりまして・・・」

「ホントだよ。色々お世話しましたよ」

「真山さん、ありがとうございました・・・このご恩は一生忘れません」

「いいから忘れて?それで、これ以上俺に迷惑かけないでくれる?」

「あの、明日から私いませんけど・・・草葉の陰から見守っていますので・・・痛っ」

「ホント、日本語知らないね、お前」

「もー、最後なのに叩かないで下さいよ〜」

「最後まで馬鹿なのがいけないんでしょ?」

「ひっどーい・・・」

「次は、署長だっけ?」

「はい。真山さんもぜひ遊びに来てくださいね」

「行かねーよ。・・・ま、頑張れば?」

「はい!」

 

「なんや、最後まで色気ないなー。あの二人」

「えっ?柴田君と真山君はそんな関係なの?」

「別れのちゅーぐらいしたったらええのに・・・ま、真山さんならしゃーないか・・・」

 

next