【シーン5:地下二階喫煙所】

「失礼しまーす」

「・・・何、またアンタ?」

「あんたじゃないです。柴田です〜」

「また迷ったのかよ?捜査一課は四階だって」

「わかってますよ」

「じゃあ、さっさと戻った方がいいんじゃないの?」

「・・・実は私、異動になったんです」

「移動?研修中なのに?」

「はい。どうしてでしょうね〜?」

「どーせ、なんかやらかしたんだろ?」

「身に覚えはないんですけどね〜」

「で?どこになったの?研修先」

「・・・うふふ」

「何?気持ち悪いんですけど・・・」

「実は弐係に移動になったんですよー!!うふふ〜」

「・・・は?弐係って・・・」

「捜査一課の弐係です」

「って、ウチ?」

「はい!真山さんと一緒の弐係です」

「勘弁してくれよ・・・」

「さっき、弐係に言ったら係長の野々村さんから真山さんにいろいろ教えてもらうようにって」

「何で俺なんだよ・・・」

「さあ?でも係長が、真山さんは独身だし優秀だっておっしゃってましたよー」

「畜生、独身だからって危険な事ばっかりやらせやがって!!」

「・・・では、真山さん。行きましょうか?」

「は?」

「実は先日、弐係にお邪魔してた時にですね、調書をお借りしてまして・・・」

「勝手に持って行くなよな〜」

「それで、私なりに考えてみたところ・・・」

「まさか・・・」

「犯人、わかっちゃったんですよー」

「調書読んだだけで犯人わかるわけねーじゃん」

「でも、わかったんですよー」

「・・・あっそ。それで?」

「今から裏付け捜査に行きましょう!!」

「・・・・・・・・・やだ」

「そんな事言わないで下さいよ〜!!もう野々村係長に許可も取りましたから〜!!」

「何でウチの係に来るの?ねえ、なんで?」

「よろしくお願いします!真山さん!!」

「・・・あ〜あ・・・」

「では、出発しましょうー!!真山さん」

「はいはい。わかりましたよ、柴田さん」

「あれ?私の名前ご存知でしたっけ?」

「・・・行くよー」

「待ってください、真山さんー!!」

「そっちじゃなくって、こっち!ね?」

「あれ〜?」