【シーン3:弐係】

 

「ちょお邪魔すんでー」

「失礼します・・・あー!」

「・・・は?」

「真山さんどないしたん?柴田も。そんな変な顔して」

「・・・木戸、何?そいつ」

「そいつじゃありません、柴田です。またお会いしましたね〜」

「なんや、知り合いかいな?」

「知り合いじゃねえよ」

「この子な、今ウチにいる研修生やねん」

「・・・そうらしいね」

「こう見えても凄いねんでー?早乙女とか林田とかがわからん事件、ガンガン解決してまうねん」

「刑事になるのが夢だったんで・・・」

「でも、方向音痴なんでしょ?」

「え?」

「・・・なんでもない。で、なんでそのエリート研修生さんがウチの係なんかにいるわけ?」

「継続事件のこと話したら、えらい感動しとってなー。ファイル見せてやりに来てん。なー、柴田」

「ねー、彩さん」

「あっそ」

「柴田、こっちやで。この辺がなー、みーんな未解決事件のファイルやねん」

「えー!!すーっごーい!!」

「なぁ、柴田。アンタ真山さんと知り合いなん?」

「ええっと、前に二・三度庁内で助けていただきまして・・・」

「へー。ええとこあるやん、真山さんも」

「・・・別に」

「真山さんっておっしゃるんですかー・・・いいなぁ、弐係で・・・」

「は?」

「だって、弐係にはこーんなに未解決の事件があるなんてトレビアンです!!」

「トレビアンって・・・」

「正直言うと、一係の事件ってそんなにエキサイティングさがないんですよね〜」

「柴田アンタ、仕事にエキサイティングなんて求めてんの?」

「はい!もっとスリリングな毎日だと思ってましたー」

「・・・木戸、いいの?あれで」

「そういや、現場でも問題多くて早乙女と林田頭かかえとったわ〜」

「初めて一課に同情するよ」

「おおきに・・・」

 

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