初詣:いい年した男と連れの女の場合

 

 

柴田「さっき、この神社に機動隊がいたそうですよ」

真山「そうなの?…そういえばパトカーいたな」

柴田「なんでも、発砲未遂事件があったようで」

真山「正月は頭の中までめでたくなるヤツ、増えるからね〜」

柴田「えーっと・・・神社は拍手しちゃだめなんですっけ?」

真山「それはお寺。神社は手を叩くの」

柴田「なるほど。何をお願いしようかな〜。迷いますね」

真山「新年早々、貪欲だね」

柴田「えー?真山さんはしないんですか?お願い」

真山「無宗教だから。ボク」

柴田「せっかく初詣に来たんですから、お願いしておいた方がいいですよ〜?」

真山「お前は?」

柴田「えっ?」

真山「何かあるんでしょ?お願いするの」

柴田「・・・まぁ、色々と」

真山「教えろよ」

柴田「駄目です。人に教えたら叶わないんですよ?お願いって」

真山「ふーん・・・人に知られたくない事なわけ?」

柴田「だから、そうじゃなくって〜・・・深読みしないで下さいよー!」

真山「まあ、どうせ下らない事なんでしょ?」

柴田「ひどーい。下らなくなんてないですよ〜?」

真山「どうだか」

柴田「・・・あ、お参りの番が来ましたよ」

真山「賽銭貸せ」

柴田「え〜?自分で出してくださいよ〜」

真山「いいじゃん。5円くらい」

柴田「5円くらいなら自分で出せばいいじゃないですか〜・・・・はい」

真山「悪いね」

 

カランカラン

ぱんぱん

 

柴田「(真山さんの首の後ろから臭ってくるおじいちゃんの臭いがなくなりますように)」

 

真山「・・・柴田」

柴田「はい?」

真山「・・・・全部聞こえてるんですけど・・・(泣きそう)」

柴田「えっ!!」