永遠の片思い 〜優希〜
長瀬君、天国の居心地はどうですか? あなたがいなくなって、私の心にはぽっかり穴が開いたみたいです。
「どうして?」とか「なんで?」とか、恨み言をいうつもりはありません。 あなたが考えて、考えて決めたことでしょうから。
けれども、ひとつだけ。 あなたを愛した、私から言わせて頂けるとしたら。
「生きてて欲しかった」
罪を犯してもいい。体を患っててもいい。 私の傍で、一緒に、生きてて欲しかったよ。
あなたは私のことを「女神」だと言っていたね。 それは私も同じ。 私にとって、あなたは神様だった。
「生きている意味」
ずっと、ずっと探していたけれど、ずっと傍に、ずっと近くにあったんだよね。
あなたのために、あなたがいるから。 私は、生きていたの。
あなたが私にくれた、抱えきれないくらいの愛を。 傍にいて、少しずつ返してあげたかった。 そうして二人で愛情をいっぱい抱えて。 寄り添って、助け合って生きていきたかったよ。長瀬君。
もしも、仮に。私が愛する人を見つけて、その人と人生をともに歩んだとしても きっと、私が息を引き取る時、迎えに来るのはあなたなんでしょうね。 相変わらず、煙草をいっぱい吸って。 黒いスーツで、細い体で咳き込んで。 今の、若い姿あのままで。
年老いた私をあなたはわかってくれるかしら? きっとわかってくれるんでしょうね。 あの、低くて甘いあの声で、「優希」って名前を呼んで。
そのときを楽しみに私は待ち続けるわ。 あなたを想い続けて。
永遠に、想い続ける。 あなたのことを。
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