41:ん〜っと 

 

 

 

 

あ?何あんた?

インタビュー?何の?

いいからいいからって…気になるじゃん。

ってか、俺はそんな得体の知れないインタビューになんか答えたくなんて…え?広報誌?

警視庁の?

ふ〜ん…で、何で俺にインタビューなの?

柴田の取材?あんなの記事にしてどうすんの?

は?隠れファンがいんの?誰に?アイツに?

うっわ〜。マニアだね〜。

 

…でさ、お礼とかないの?取材のお礼。

え?そんなに?そんなにくれんの?

お金あるんだね〜。広報課って。

 

よし。言うよ。何でも喋っちゃうよ?

何?何聞きたいの?

は?「柴田のことなら何でも」?

絞れよ。枠を。喋りにくいんですけど?

え?柴田の日常って言われても…

ん〜っとね、まず出勤時間には登庁しないね。

は?何でかって?

こっちが聞きたいよ。なのにさ、あいつキャリアだからってことで無遅刻になってんだよ?

これって、絶対違法だよね?逮捕だ、アイツ。現行犯だ。ウヒヒ

警視庁に来ずに何してんのかって?

知らねぇよ。捜査なんじゃないの?お得意の。

俺?俺は捜査なんてしねぇよ。時間外労働嫌いだもん。

 

…の、割には一緒にいますねぇ…って、何?あんたたち調べたの?

恋人?じゃないけど?

じゃあ何ですか…って…なんだろうね〜?俺こそ知りたいよ。

どこまでって…なに?「厄神島」とかそういう事?

何だよ、怒んなよ〜。冗談じゃん。

うん、まぁ、大人だからね。俺もアイツもさ。

何て言うんだろうね〜?カラダの相性はいいみたいよ。

すっごいよ?アイツ実は魔性の女じゃないかと思うよね。

いやぁ、アイツに天国イカせてもらえるとはね〜。恐れ入ったよ。

ん?顔赤いよ、あんたら。

だってホントのことだもん。赤裸々告白ってやつの方がイイでしょ?

あ〜、俺ってサービス精神旺盛ー。ね?

 

話題変えましょうって、あんたらがふったんでしょ?

何?柴田の魅力?知らないよ。そもそもアイツに魅力なんてあんの?

俺が一番知ってるだろうって…なんっつーか、成り行きだからねぇ。

あ、あった。カラダってのは?

ダメ?あ〜、試してみないとわかんないからね。

は?僕らが試していいのなら?…って殺すよ、今ここで。

またまた〜って冗談じゃないんだけどね。ん?顔色今度は悪いよ?大丈夫?

ま、実際経験しないとわかんないんだろうね。アレは。

すっごいよ?マジで。

あの、アレだね。男の理想の…「昼は淑女、夜は娼婦」ってヤツ?

いい声出すしね〜。なんて言うの?透明感あるんだけどさ、そこはかとない色気って言うか…

ホント、昼間あの欲求をどこに隠してんのかって俺が聞きたいよ。

あ、だからかね?普段隠してるからエロいのか、アイツは…

いやー、いいこと発見。いい事言うねぇ、あんたたちも。

 

ん?なに?もういいの?

もっと赤裸々に迫ろうかと思ったのに…

は?雑誌に載せれない?そんなに放送コードに引っかかんの?俺?

発禁かよ、俺。

ちょ、ちょっとさ。載せないのはいいけど…わかってる?

おい、とぼけてんじゃないよ?約束したでしょ?

…そう。わかってんじゃーん。さすがおまわりさん。約束は守らないとね〜。

俺もういい?うん。お疲れ様―。

はーい。ばいばーい。

 

…なんかさ、これっていいバイト?こんなんでいいのかね?警視庁。